セクハラ被害
あなたは、セクハラの被害に遭ったことがあるだろうか? 体を触るといった行為はもちろんのこと、心ない言葉で相手を不快にさせればそれもまた、セクハラである。
なぜ加害者は、社会的地位がおびやかされる危険があるのにもかかわらず、セクハラのボーダーラインを超えてしまうのか、誰もが疑問に思ったことがあるはず。
そこで今回は『部長、その恋愛はセクハラです!』の著者である、大阪大学の牟田和恵教授に、セクハラ男性の心理と背景についてお話をうかがった。
そもそも、なぜセクハラするのか?
「昼間のオフィスでとんでもないセクハラをする、ということも少なくありませんが、とくに職場の飲み会など、お酒が入ったとき、悪びれもせずに女子社員の身体を触ったり、抱きついたりする男性は残念ながら珍しくありません。これらの男性に驚かされるのが、“悪気のなさ”です。
こうした態度の背景としては、相手の女性を“軽く”見ていることが根本にありそうです。働く女性が増えたとはいえ、日本の企業文化の中では、あくまでも男性が中心で女性は周縁。契約社員やパート・アルバイトなど、非常に弱い立場であることも少なくありません。そうした中では、相手の女性を尊重する気持ちは薄く、何をしてもたいしたことにはならないとタカをくくる気持ちから、そうした行動に出てしまうのではないのでしょうか」
確かに筆者も新入社員の頃、接待や飲み会の席で体を触られたり抱きつかれたりした経験があるが、立場の弱さから何も言えず、悔しい思いをしたのをよく覚えている。
セクハラを引き起こす驚きの背景とは
「またもう1つの背景としては、日本では、男性が女性にサービスをしてもらうことに慣れきっていることがあります。“ある種の”飲食店や、性的ニュアンスを含む“サービス”を提供しているところはいうまでもなく、病院、飛行機内、介護といった多くの一般の職場で女性たちが男性客やクライアントに対して心をこめてにこやかに接客しています。そういった職業上の心配りを、当然のように受け取ってしまうのです」
セクハラしてしまう男性の意識には、固定的な男女の役割分担意識が強くあり、彼らの思い描く女性の果たす役割の1つに“奉仕”が含まれるということだろう。さらに牟田教授は続ける。
「日本社会に全体として、男性を機嫌よく気持ちよくさせるサービスがあって当然という風潮があるのではないでしょうか。こういった風潮が、職場の部下や同僚の働く女性に対しても、性的な接触をしてもOKという甘さをかもし出しているのでしょう」
もし職場でセクハラに遭ったら
最後に、厚生労働省が推奨している職場でのセクハラ対策についてお伝えしたい。
まずははっきりと拒絶し、相手に意思表示をすること。それが難しい場合は人事など、会社の窓口に相談し、自分だけで抱え込むことのないようにしよう。
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