セクストーション

 スマートフォン(スマホ)経由で「セックストーション=性的脅迫」という恐喝行為が広がっている。

ネット上で仲良くなった異性に対して画像を送ると、その画像をネタにして脅迫されるものだ。
「画像をバラまかれたくなかったら20万円払え」
昨年の10月、筆者に相談の電話がかかってきた。相談者の男性いわく「20万円払えと脅迫されています。払わないと『お前の裸の画像をバラまくぞ』と言われているのです」とのこと。朝の10時までに入金しろと脅され、切羽詰まって、朝の8時に筆者に電話してきたものだ。
詳しい手口を聞くと、手の込んだ脅迫であることがわかった。
・LINEで知り合った女性と仲良くなる(一方的に送られてきたメッセージがきっかけ)
・女性に「動画の交換をしよう」と言われ、相手から性的な動画が送られてくる
・被害者の男性も、自分の下半身の動画を送る
・女性から「このアプリでチャットしよう」と言われて送られてきたURLをタップして、アプリを導入
・直後に女性のはずのアカウントから、犯人のメッセージが届き「お前のアドレス帳を抜き取った。お前の動画をバラまかれたくなかったら、20万円を払え」と脅迫
・被害者のアドレス帳一覧画像を添付して送ってきた(アドレス帳を抜き取ったという証拠として)
この被害事例には、二つのポイントがある。一つは「自分の性的な動画・画像の送信」だ。仲良くなった女性から「あなたの動画も送ってほしい」と言われて、被害者が自分の下半身を写した動画を送り、それが脅迫のネタになってしまった。
もう一つはスマホアプリでのアドレス帳抜き取りだ。以前の記事「正規アプリが改造される恐ろしさ」でも取り上げているが、不正なAndroidアプリを入れることで、アドレス帳などのデータが抜き取られるトラブルが起きている。今回の事例でも、犯人が送ってきたURLのアプリには、アドレス帳を抜き取って犯人側に送信する機能があったと思われる。
この手口は「セックストーション=性的脅迫」と呼ばれている。「sex(性的な)」と「extortion(脅迫、ゆすり)」を組み合わせた造語だ。ネット経由で被害者の画像や動画を入手し、それをネタに脅迫する手口で、今年5月にはフィリピンでセックストーションを行ったグループが逮捕されているほか、昨年12月に韓国でも逮捕者が出ている。

日本でも広がるセックストーション=性的脅迫の手口

日本でもセックストーションの被害が出ている。今年4月には、千葉県警がセックストーションによって20万円を脅し取った容疑で犯人を逮捕(恐喝容疑)。LINEをきっかけとして、テレビ電話機能でわいせつな行為を見せ合った動画をネタにして脅迫していた。また広島県警も「トラブル事例:セックストーションについて」として、ウェブサイトで注意喚起を出している。
情報モラル教育などを行っている公益財団法人・ハイパーネットワーク社会研究所にも、セックストーションの相談が寄せられている。同研究所が委託を受けている大分県の「消費者ネットトラブル相談窓口」には、下記のような相談が寄せられた。

 「裸の画像を送りたいのでこのアプリを入れて」と言われ脅迫される

Androidを使っていた男子高校生の事例。チャットアプリで女性と知り合い、スカイプでビデオ通話している時に「裸の画像をもっと送りたいのでこのアプリを入れてほしい」と言われた。アプリを入れた瞬間に外国人風の男性から「スマホの中身をすべて抜き取った。違法な画像も入っている。バラされたくなければ10万円払え」と電話がかかって来た。相手は、家族や友達の名前も把握していた。怖くなってコンビニで1万円払った。残りは明日払うように言われている。
など様々な事例があります
 
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誰にも知られずに恐喝を解決する方法

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トラブル解決の専門家アシスタント
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