性被害
痴漢被害に対する女性専用車両の必要性と男性の意見
昔からよく痴漢にあいます。痴漢なんて誰にでもあることだし、もっとひどい目にあった人のことを考えたら大したことないとも思うのですが、電車に乗るのが憂鬱で、乗れる時にはできるだけ女性専用車両に乗るようにしています。
確かに痴漢にあったことのある女性は多いでしょうし、「大したことのないもの」ともよく言われますが、痴漢は迷惑行為であり、れっきとした暴力行為です。
憂鬱になるのも当然ですし、避けるためにできることとして女性専用車両を選ぶのは、全く悪いことではありません。そのために作られた車両なのですから、どんどん利用すればいいのです。
“理想の女性専用車両”として貨物車があげられたニュース
“理想の女性専用車両”というタグが、Twitterで一時話題になりました。JR東日本に勤務していると思われる人物が、そのタグで貨物車の写真を貼るなどし、ニュースにもなりました。
女性専用車両は、“痴漢”という犯罪行為を避けるために被害者の方を隔離する、という悪手とも言える対策でしたが、そうでなければ怖くて電車に乗れない女性もいる、というのが現状です。
そうした点を考えれば、元々“ネタ”として通用するトピックではなかったわけですが、「女性専用車両は優遇だ」というようなネット上ではよく見られる妄言を盾に、その後このタグでは、霊柩車やナチス・ドイツによってガス室送りの際に使われた車両の写真が貼られるなど、“行き過ぎたオフザケ”の域も超えてしまった事例でした。
実社会では、正しく対応しようとする声もあります
「痴漢が怖くて電車に乗れない女性には必須」という声や、「なぜ被害者の自分たちが狭い車両にわざわざ行かなければならないのか」との声もあり、そもそも痴漢問題が解決しなければ女性専用車両を無くすことはできない、とも言われています。
現在、社員が疑惑を持たれているJR東日本に問い合わせを行ったところ、事実関係は調査中とのことでしたが、痴漢被害対策に関しては、社員への徹底と痴漢防止のための取り組みには今後も力を入れていく所存である、との返答がありました。
6月2日からは『痴漢撲滅キャンペーン』が行われ、同エリアの他の鉄道会社や警察とも連携を図っている、とのことです。
女性専用車両に関しても、女性に安心して電車を利用してもらえるように導入しているものだと指導徹底していくとのことです。
今回のタグの発端となった、「女性専用車両は優遇だ」というような筋違いな意見は、当然、一般的な社会では受け入れられるようなものではない、ということの表明でもありますね。
痴漢被害者には男性もいる
ただただ、「女ばっかりズルい!」と言うのは論外ですが、「男性被害者だっているのに、女性ばかりズルい! 男性専用車両を作れ!」という声には、考えるべき点もあるかとは思います。
確かに女性だけでなく、男性の被害者も守られるべきだからです。
この意見の難しいところは、「男性専用車両を導入しても、男性の痴漢被害者は守れない」点です。男性に加害するのもまた男性が多いため、男性専用車両を作ったところで、彼らを守ることはほとんどできないのです
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